夜布団に入ってからも、朝起きてからも色々考えてしまいました。
考えれば考えるほど悔しくて、許せないことばかりでした。
しかし、やみくもにこちらの要望を伝えても、病院という大きい組織は聞く耳を持ちませんでした。
そのため、この日、私は弁護士会に相談をしに行くことにしました。地元の弁護士会に行くか、病院のある都市の弁護士会に行くかで迷いましたが、移動を考えて病院のある都市の弁護士会へ相談しに行きました。
そこは事前予約制、30分数千円で相談を受けてくれました。
当たり前のことですが弁護士事務所へ出向くのは初めてでした。
事務所へ向かう際には
(まさか自分の人生で弁護士にお世話になる日がくるなんて…)
そんな思いがして、悲しくなったことを覚えています。
(※決して弁護士さんという職業を卑下する気持ちではありません。今はかなりお世話になっておりますし、親身に相談に乗って下さってます。この時は率直にそう思ってしまったので書きました。どうかご理解いただければ…。)
初めての弁護士事務所でとても緊張しました。
入口の扉を開けると左手に受付のカウンター・中央に待合スペース・その奥に個室の扉が3つほどありました。
直感的に思ったのは3LDKのシェアハウス??(※例えのボキャブラリーが乏しくてすいません。)みたいな感じの間取りでした。
受付カウンターの奥に職員さんがおり、カウンター越しに質問票を渡されました。
・氏名、住所、生年月日
・相談内容(選択制)→借金、相続、労働環境、離婚、事故、、など
・相談内容を詳細に
・依頼の可能性
・何でこれを知りましたか?
…みたいな内容でした。
これらを記載し、相談料を前払い。領収書をもらって、事務所中央の待合スペースで待っていました。
数分後、受付からスタッフが出てきて、弁護士さんがいる部屋まで案内してくれました。
部屋は8畳ほどの広さでした。
絨毯貼りのフロアの中央に4人掛けのダイニングテーブルほどの大きさの机が置かれ、手前側に弁護士さんの椅子、奥に依頼者用の椅子がありました。
入って真正面には小さい本棚があり、棚には六法全書が数冊並んでいました。いかにも弁護士事務所という雰囲気に緊張がさらに高まりました。
「弁護士の〇〇です。」
スーツを着て弁護士バッジをつけた50代くらいの男性弁護士さんが対応をして下さいました。
「今日はどのようなご相談ですか?」
先程書いた質問票を見ながら、とても優しい口調で尋ねられました。
私は今回の経緯をお話しし、ご相談しました。
弁護士さんからは
・医療過誤の可能性はある。
・弁護士にも専門があるので、医療過誤を専門に扱っている弁護士へ相談をしていく方がいい。
・各専門で地域ごとの勉強会等を行なっている弁護士グループがいるので、そちらをあたってみてはどうか。
…等々のアドバイスを頂きました。
約30分経つと受付から電話がかかり、相談終了となりました。あっという間でしたが、弁護士さんへ相談すると言っても何から始めていいか全く分からなかったので、導入としては非常に有意義な時間になりました。
今回、教えて頂いた情報をもとに医療過誤に精通した弁護士さんを探して、進めていく事に決めました。
お昼からは息子の面会へいきました。
抗利尿ホルモンの影響で今度はおしっこが出にくくなり、血圧が高くなっていました。量の調整が必要でした。
ホルモンの量を減らすとおしっこが出だして、血圧が下がりました。
(もう自分で調整できていない。生かされている、操られている。)
そのことが非常に悲しく、虚しく感じました。