医療事故から196日目 (感染症から9日)
たくまは
お腹の張りを取るために腸に管を入れて、便を摘出する処置を行う予定でした。
朝、先生から電話がかかってきて説明をもらいました。
たくまの全身状態と処置の方法を考えるとリスクが高い事は明らかでした。その説明をされました。
処置の前にCTをとりました。
そこで方針が一気に変わりました。
たくまの腸には便が殆どなく、お腹の張りの原因は小腸の虚血・壊死が原因であることが分かりました。
そのため、便を摘出する処置は原因に対するものではなくなるので中止になりました。
もう小腸が良くなるのを待つしか対処法はなくなりました。しかし、お腹の圧が上がっていることによって肺や腎臓を圧迫し始めています。
人工呼吸器からの空気が入らなくなってきており、オシッコも出なくなってきています。
小腸の回復に肺と腎臓がもたない可能性が高くなってきました。
いよいよ覚悟しないといけないかもしれません。辛いです。
今は循環を改善する点滴治療を継続しています。血圧は安定しており、脈も落ち着いています。呼吸器の設定を最大にして、なんとかはいに空気が入っている状態です。
小腸が落ち着いて、お腹の圧が下がってくるのを待つしかない。祈るしかありません。