医療事故ブログ〜小さな我が子が経験した事例〜

私の息子が医療事故にあったことについて綴っています。同じような経験をされた方の何かの助けになれば幸いです。少し重い内容ではありますが、共感を頂いたり、何かのお役にたったら「スター☆」や「ブックマーク!」、「SNS」等で共有お願いします!

事故前日②

ちょうどいいタイミングで来てくれた弟に息子を預けて、入院の手続きをする事ができました。

 

 


まずは入院前の体調確認のための外来受診。
その日は連休前で小児科外来にも沢山の患者さんが来ていました。


手続きを終えてから、2時間半後の13時過ぎにやっと名前を呼ばれました。
聴診や簡単な問診のあと、今回のカテーテル検査と心筋生検の説明をうけました。


・足の付け根から、カテーテルをいれて心臓まで到達し、検査を行うこと
・造影剤を使うこと
・検査後は股関節が曲がって、カテーテル挿入部を圧迫し過ぎないように6時間程拘束すること


この3点の説明を受けました。そして、同意書を渡されました。


(こんな小さな時期、身体に傷をつけるのは嫌だなぁー。6時間も拘束する事が可能なんだろうか。)
こんな経験をさせなければいけない事に、改めて悲しくなったことを覚えています。

 

 


次は点滴の管をとりました。検査の際にそこから薬剤等を多く入れるので何度も注射せずに注入できるようにするものと思われます。


息子は看護師さんに連れられ、処置室に入っていきました。
隙間からその様子が見えたのですが、暴れる息子を大人4人で押さえて、左手の甲に点滴の管をとられていました。血管が細かったのか中々出てこず、息子の鳴き声・叫び声は処置室の外まで響いてきました。


20分後、出てきた息子は汗ビッショリで顔は真っ赤。グシャグシャになった髪も汗でビショビショになっていました。


私「あぁーよぉ頑張った。頑張った。」


息子を抱っこして、頭を撫でながら弟の待つ、待合室へ戻りました。


可哀想で、胸が苦しくなり、この時すでに私の心が折れそうになりました。

 

 


15時。
やっと病棟に上がることができました。泣き叫んだ息子は疲れたのか、病棟に上がるまでの数分で眠ってしまいました。


ベットに息子を寝かせて、遅めの昼ご飯を食べていると、沢山の人が説明をしにきました。
部屋担当の看護師さん
主治医の先生
薬剤師さん
さっきと違う看護師さん
さっきと違うお医者さん


それぞれがすでに外来で説明された同意書を持ってきて、同じ説明をされました。
(これはいるんだろうか?)と疑問に思いながら説明を聞いていました。
いま関わっている人が来たのかもしれませんが、短時間のうちにたくさん人が来たので、そのとき誰が来たのかは今でも分かりません。


16時30分
息子はお昼寝から覚めて、ワーワーと叫び出していましたが最初の検査が始まろうとしていました。
今日の検査はMRI検査とエコー検査。眠たくなる薬を点滴の管から入れ、眠った息子を移動用のベッドに移し、検査室へ向かいました。


一通り落ち着いたので、ここで弟は家に帰ることになりました。

 

 


18時
やっと、この日の全ての行程を終えました。病室に戻った時にはすでに夕食が配膳されていました。
魚やご飯、果物。
家での普段の食事量が気になっていたので、メニューを写真に撮り、妻へ送りました。
(帰ったら、この分量を目安に食べさせよう!)
そう思いました。


残念なことに、私の夕飯を買い忘れたことに気づきました。起きている息子を置いて買い物に行ける訳もなく。昼に買ったお茶と小さなお菓子で腹を膨らす事にしました。

 

 


21時。消灯。
4人部屋の一角。
普段、息子が寝る時は4畳半ほどのスペースを縦横無尽に寝返り、気づいたら寝ている。。そんな感じですが、今日はシングルベッド程のスペースしかなく、しかもそこに私も添い寝。


…すぐに寝るはずがありませんでした。
転落予防用の柵に何度もぶつかり、その都度目を覚ます。周りの人の点滴がなくなった際のアラームにも反応して目を覚ます。


やっと寝たのは消灯から3時間程経ってからでした。


その後、私は寝返ってくる息子を避けながら、隅の隅に小さくなって息子の様子を見ていました。
風呂に入れなかったこと。食事ができてないことも相まって、私が寝れたのはそれから2時間後くらいでした。

 


今思えば、この日が息子を寝かしつける最後の夜になりました。段々、最後が多くなってくる…書きながらも少し寂しくなってきました 笑

 


とうとう、事故当日。
その日を迎えてしまいます。。