医療事故ブログ〜小さな我が子が経験した事例〜

私の息子が医療事故にあったことについて綴っています。同じような経験をされた方の何かの助けになれば幸いです。少し重い内容ではありますが、共感を頂いたり、何かのお役にたったら「スター☆」や「ブックマーク!」、「SNS」等で共有お願いします!

病院からの説明

やっと病院側から経緯と病院としての見解の説明がありました。事故が起きてから74日。こちらが再三説明を求めていたにも関わらず、待たされ続けて、やっと病院側の見解を知ることが出来ました。

 

 

 

病院側の主張は「検査に伴う合併症」

病院や医者に過失はなく、ある一定の頻度で起こりうる合併症との見解でした。

 

執刀医から説明がありました。

「首から入れたカテーテルが1度曲がったので、入れ替えた。あとから考えると1本目のカテーテルを進めている間に心筋を穿孔したものと考える。

道具は問題ない。

手順については問題ない。

手技については適切に行われている。

よって、今回の件は合併症と判断しました。」

…とのこと。

 

事故後の対応に関しても、

「対応は早かった・バイタルも異常はなかった。そのため今のような寝たきりの状態にはなるとは思わなかった。」という主張がありました。

 

なぜ事故当初はミスを認めたかについては

「最初はガイドワイヤーで穴をあけたと思ったからミスを認めた。検証の結果、カテーテルで開けていたのでミスではない。」

とのことでした。

 

ガイドワイヤー → ミス

カテーテル        → 合併症

 

息子が今のような状態になった事実は変わらないのに、心臓に穴を開けた道具の違いで、医者のせいではなく、しょうがない事になるようです。

 

また、気になったのは、

「私は1○年目。同じような症例を○例経験しており、十分な経験を有している」

…という主張でした。

 

確かにこちらが「あなたの技量は十分だったのか?」という問いに対する回答だったのかもしれませんが、自分がやった事を大きさを自覚しているのか。

聞いているこちらが恥ずかしくなりました。

 

 

 

責任があるかないか、そのことは息子の回復になんの影響もないのですが、いざ責任がないと言われるとキツイもので、どっと疲れがでました。

 

カテーテルが息子の心臓を貫いたのはわかりました。でも、知りたかったのは何故、心臓に穴を開けてしまったのか、、

この説明は「手技については適切に行われていた」の一言で済まされてしまいました。

当然ながら納得はできませんでした。

 

 

説明後に息子の部屋に行きました。悔しくて涙が止まりませんでした。