やっと病院側から経緯と病院としての見解の説明がありました。事故が起きてから74日。こちらが再三説明を求めていたにも関わらず、待たされ続けて、やっと病院側の見解を知ることが出来ました。
病院側の主張は「検査に伴う合併症」
病院や医者に過失はなく、ある一定の頻度で起こりうる合併症との見解でした。
執刀医から説明がありました。
「首から入れたカテーテルが1度曲がったので、入れ替えた。あとから考えると1本目のカテーテルを進めている間に心筋を穿孔したものと考える。
道具は問題ない。
手順については問題ない。
手技については適切に行われている。
よって、今回の件は合併症と判断しました。」
…とのこと。
事故後の対応に関しても、
「対応は早かった・バイタルも異常はなかった。そのため今のような寝たきりの状態にはなるとは思わなかった。」という主張がありました。
なぜ事故当初はミスを認めたかについては
「最初はガイドワイヤーで穴をあけたと思ったからミスを認めた。検証の結果、カテーテルで開けていたのでミスではない。」
とのことでした。
ガイドワイヤー → ミス
カテーテル → 合併症
息子が今のような状態になった事実は変わらないのに、心臓に穴を開けた道具の違いで、医者のせいではなく、しょうがない事になるようです。
また、気になったのは、
「私は1○年目。同じような症例を○例経験しており、十分な経験を有している」
…という主張でした。
確かにこちらが「あなたの技量は十分だったのか?」という問いに対する回答だったのかもしれませんが、自分がやった事を大きさを自覚しているのか。
聞いているこちらが恥ずかしくなりました。
責任があるかないか、そのことは息子の回復になんの影響もないのですが、いざ責任がないと言われるとキツイもので、どっと疲れがでました。
カテーテルが息子の心臓を貫いたのはわかりました。でも、知りたかったのは何故、心臓に穴を開けてしまったのか、、
この説明は「手技については適切に行われていた」の一言で済まされてしまいました。
当然ながら納得はできませんでした。
説明後に息子の部屋に行きました。悔しくて涙が止まりませんでした。