医療事故ブログ〜小さな我が子が経験した事例〜

私の息子が医療事故にあったことについて綴っています。同じような経験をされた方の何かの助けになれば幸いです。少し重い内容ではありますが、共感を頂いたり、何かのお役にたったら「スター☆」や「ブックマーク!」、「SNS」等で共有お願いします!

事故後11日目

10時55分

ICUに面会に行く前の廊下で医師に会いました。

 

医師「お父さん、今日から輸血をするかもしれません。」

 

点滴で水分を入れた結果、血液内の赤血球などの割合が減ってしまった。との事でした。

要は貧血治療です。

 

また新たな治療が始まりました。

どうなっていくのか…

 

 

今日は仕事のため地元に戻っていた私の父と母が会いに来てくれました。

 

息子は私と妻の両家にとって初孫でした。

私たちの住むアパートがどちらの実家にも近いことから、毎週週末は土曜日は妻側の実家、日曜日は私の実家へ夕飯を食べに行っていました。

産まれて間もない頃から顔を見せていたこともあり、どちらのじいちゃん・ばぁちゃんにもすぐ懐いて、可愛がってもらっていました。その様はまさに絵に描いたような溺愛でした。 笑

 

気づけば4人の爺ちゃん婆ちゃんの携帯の待ち受け画像は息子の写真になっていました。

 

息子の初節句は両家で揃ってお祝いをし、私の父親と妻の父親がお酒を交わしながら

「私たちの孫は1番可愛いですね。ほかのどの子よりも可愛い。」と

2人で笑顔で話をしていました。

この時、私はとても幸せな気持ちになったことを今でもしっかりと覚えています。

 

息子が医療事故にあったことで、傷ついたのは息子や私達両親だけでなく、息子を可愛がってくれていた爺ちゃん婆ちゃんの心にも大きな傷を作ってしまいました。

 

両家の爺ちゃんは変わり果てた息子を受け入れられず、事故当日以降、息子の病室に来れなかったり、来てもすぐに病室から出ていってしまったり。

 

婆ちゃんは病室に来ては息子の手を握り、頭を撫でながら涙を流していました。ショックのあまり仕事に行けない日もありました。

 

 

息子の痛々しい姿、自分の親たちが悲しむ姿をみるのは二重の苦しみでした。