意識がないまま、もう事故後1ヶ月が経過しました。息子は血圧の変動や酸素の数値の変動などが定期的にあるものの、全身の状態としては比較的落ち着いてきました。
尿崩症
脱水
小脳出血
貧血
発熱
…など、たくさんの試練を乗り越えてくれました。
そして、私たちはまた新たな決断しなければなりませんでした。
気管切開です。
いまは挿管して口から気管支へ空気を送るチューブを通していますが、感染のリスクを考えても、息子の体への負担を考えても、医師からは気管切開を勧められていました。
チューブの長さも短くなるし、付け替えも簡単。切開をした方がメリットが大きいことは理屈では分かっていましたが、
喉に穴を開けないといけない。
…このことがどうしても引っかかって、決めきれずにいました。
たくさん注射もされ、開胸もされたあげく、喉にまで傷をつけることにとても抵抗がありました。
医師に何度も質問しました。
・そもそもいつまで生きれると考えているのか
・喉に穴を開ける処置に息子は耐えれるのか
医師からは
この状態であれば、体がすぐに限界を迎える事は考えづらい、数ヶ月や数年単位で心臓が動き続ける可能性はある。
…と告げられました。
最後まで悩みましたが、再度検討したうえで気管切開の手術を受けることを決めました。