事故後96日目。
雨が降ったりやんだり、急に日がさしたりで蒸し暑く、病院へ向かうにも汗ビッショリになる季節になりました。
息子は血圧や脈も概ね許容範囲の値で、過剰な汗もかいていませんでした。
肺炎からは完全に脱してくれたようです。
今回も本当によく頑張ってくれました。
しかし、息子にとっての食事となる栄養を胃管のチューブに入れた際に胃で横隔膜が圧迫され酸素の値が下がります。
SPO2: 90%くらいまで。
これをみるといつも
自分で横隔膜や胸周りの筋肉を動かして呼吸をしている訳ではなく、外から人工呼吸器によって肺を風船のように膨らまされて換気をおこなっていることを証明されているようで、、
辛くなります。
今日は
回診で小児科の教授が部屋に来ました。
合併症であると説明された説明会以来の対面でした。
不信感は拭えませんでしたが、息子はこの病院に入院させてもらっている身なので、あからさまに態度に出すことも出来ず、悔しい思いで話を聞きました。
悔しさを押し殺すのに必死で、息子の病状について何を言われたのか思い出せません。
少し態度に出ていたかもしれません。 笑
診察を終えて、今の心境について声をかけられました。
教授「私にも同じくらいの孫がいます。自分の孫がこのような状態になったことを考えるとお父さんたちが私たちからの説明を聞いて納得できないことも理解できる。説明はしていきます。」
窓口の医師が私たちが詳細な説明を求めていることを伝えていたのか、たまたまなのか、、
説明については、以前のような門前払いな対応ではないような印象を受けました。
それでもまだ信用は出来ませんでしたし、「分かりました」とは言えませんでした。
私「説明会の説明では納得がいきません。必ず詳しい説明をもらいたいです。」
もう一度、釘を刺しました。
精一杯の抵抗でした。
小さく頷き、教授は部屋を出て行きました。
(本当に伝わっているのか。。)
不安になりました。
病院には言葉だけでなく、行動で示してもらいたい。病院側が合併症と判断したとはいえ、歩いてきた息子が脳死になった事実がある。
まだ、病院の誠意を私達はみていない。
組織にそれを求めるこちらが悪いのだろうか?
間違っているのだろうか?
そこは私には判断がつかないけど、、
私達に『知る権利』はあると思う。
相手が納得するまで『説明する義務』は病院側にあると思う。
原因が知りたい。
真実が知りたい。
知ったところで事故以前に戻れないのは分かっている。
息子が元の状態に戻らないのは分かっている。