事故後98日目。
8月になりました。
病院とアパートの道中、家の庭で浮き輪やビーチサンダルを乾かしている家を見つけました。暑さから夏を感じるのはもちろんですが、いろんな形で夏になったことを実感しています。
今日も茹だるよな暑さで、半袖を着ていると日差しで腕がジリジリと焼かれているのが分かります。
今日はお風呂の日だったので、一緒に入れたくて普段よりも少し早く、10時半ごろ面会に来ました。しかし、お風呂に入れることが出来ませんでした。
朝方、酸素の値が急に下がったようです。
SPO2:83% くらいまで。
体の負担を考えて、入浴から体拭きに変更になりました。
以前も一度ありましたが、なんの前触れもなく酸素の値が急激に下がることが時折みられます。
なぜ下がるのかを医師や看護師に聞きますが、原因は分からず、その都度対応するしかないようです。
便が大量に出ていたので、排便の兼ね合いでなにか影響を与えているのだろうか??
…憶測でしか考えることしかできませんでした。
人工呼吸器の設定を少し上げると、酸素の値は下がらずにkeepできているようなので、また数日前の設定に戻ってはしまいましたが、設定を上げた状態でまた様子を見ていくことになりました。
その後、リハビリさんに体を動かして頂いたりしても、酸素の低下は見られなかったので、私も定期的に体を動かしていこうと思います。
お昼過ぎに
息子の部屋にいるとハリーコールが鳴りました。
※ハリーコール…患者の急変が起きた際に医師を呼ぶための館内放送。
アナウンス「ハリー先生!ハリー先生!○棟○階ナースステーションへ!」
それは息子の部屋の前のナースステーションでした。
物凄い人数の医師がナースステーションに走ってきました。
あたりは騒然となっており、色んな人が指示を出す声や次々と到着する医師が状況の確認を求める声でナースステーション周辺はごった返しているようでした。
息子の部屋の本当に目の前のナースステーションで事が起こったようなので、部屋の扉を開けてみましたが、人集りがすごくて何が起きたかを確認することは出来ませんでした。
それを見た瞬間に事故当日の事が思い返され、恐怖を感じ、反射的に扉を閉めてしまいました。
その後、手汗や足の裏等いろんな所からの汗が止まりませんでした。
あの日はハリーコールは鳴りませんでしたが、沢山の人がカテーテル室に入っていく足音や大きな機械が運ばれていく音で異変に気付きました。
その音に
手術を待つ間の不安や息子に対面した時の悲しみがリンクしており、ドタバタとした音が『とらうま』になってしまっています。
加えて、医療ドラマで心電図モニターのアラームやシリンジ(点滴を少しずつ入れる注射器)をみると汗がでてくるので、普段の職場が病院の私としては、職場復帰に一抹の不安を感じています。笑
(まぁー戻ってしまえば、大丈夫とは思いますが。。)
ともあれ、まずは息子の酸素が下がる理由がハッキリして、状態が落ち着くことを祈るばかりです。